車内外の清掃・脱臭
中古車の汚れ
どうせ売る車だと思えば清掃をする意欲が薄れるかも知れませんが、実車査定の前には車をきれいに清掃しておきましょう。
人間は第一印象で判断する動物です。
実車査定をする査定士も人間ですから、埃だらけ泥だらけの薄汚れた車ときれいに清掃された車では、実際に査定をする前から心証が違って来ます。
実際に車というのはひんぱんに清掃するのと埃だらけ泥だらけで放っておくのでは、車の痛み具合が違って来ます。
時々酸性雨が問題になる様に、特に都会の大気中には鉄を侵食する酸やその他の不純物が多く含まれています。
それが埃や泥に混じって車に付着したままになっていると、車の外装やその他の鉄製部分を傷めます。
ですから査定士が中古車の査定をする場合は日常的な車の手入れも重視します。
実車査定をこれから受けようという時に埃だらけ泥だらけの車を平気でそのままにしておくオーナーが、日常はきちんと車の清掃をしているとは考え難いですね。
当然マイナス査定の要因になりますので、実車査定の前はとりわけ念入りに清掃しておきましょう。
特に車の足回りや室内のマットの下、トランクルームなど日頃あまり清掃しない様な場所もきちんと清掃しておきます。
タバコ臭のする中古車
車の清掃と共に査定のマイナスになるのが室内に染み付いたタバコの臭いです。
かつて成人のほとんどが喫煙者だった時代においては、車内のタバコの臭いを気にする人はそういませんでした。
しかし最近は女性だけではなく男性にもタバコを吸わない人が増えています。
その為室内に残るタバコの臭いは嫌われます。
特に家族で乗る事が多い車種や女性が乗る事が多い車種ではタバコの臭いがするだけで、その中古車を買う事を止める人が少なくありません。
ですから実車査定の前には少し以前から車内ではタバコを吸わない様にするのはもちろんの事、内装やシートなどに滲み込んだ臭いを消す為に消臭剤を使うなどして、出来るだけ脱臭をしておきましょう。
ただタバコの臭いというのはなかなか抜けませんので、タバコを吸う人も日頃から車内ではタバコを吸わずに外で吸うなどの注意をした方が良いと思います。