キズやへこみの修理は?
車は長く乗っていればボディの細かいキズやへこみは当然で、新車同様に無傷などという事はあり得ません。
バンパーなどはその役割上キズが付くのが当り前の部品ですね。
余談ですが車大国のアメリカのドライバーは側方駐車する様な場合、駐車スペースが狭いと前後の車をバンパーで押しのけて自分の駐車スペースを作りますね。
バンパーのキズ
当然バンパーはキズだらけになりますが、押した方も押された方も平気です。
きっと「バンパーはキズが付くもの」と割り切っているのでしょうね。
ではこの様なキズやへこみは実車査定の前に、修理工場できれいに修復してもらった方が良いのでしょうか?
ちょっと考えると、きれいに修復されていた方が査定価格が高くなるので得する様な気がします。
しかし結論から言えばそのままの状態で(キズやへこみがある状態で)実車査定をしてもらった方が、ほとんどの場合得します。
多くのケースでは修復をする事によってアップする分の査定価格よりも、修理工場に支払う修理代の方が高くなります。
つまりキズなどの修復をすれば損をするという事です。
車のキズやへこみ
車のキズやちょっとしたへこみなどを修復してもらった方はよくご存知だと思いますが、車の修復というのはちょっとした事でも結構高くつくものです。
ですから細かいキズやへこみだけでなく、例えば車庫入れに失敗して付けた様な比較的大きなキズやへこみでもそのままにして実車査定してもらいます。
事故による大きなキズやへこみは別ですが、中古車というのは元々経年相当の傷みというのはあるのが当り前です。
細かいキズやへこみなどは何時の間にか付いているものです。
だから実車査定ではそんなものは全ての車にある事を前提にして査定します。
とは言ってもボンネットやドアなど目立つ場所にこすり傷などがあるのは気になるものです。
その場合はコンパウンドなどで磨いて目立たない様にさせておくと良いでしょうね。
少なくとも印象は良くなりますから。
ただ素人が簡単に修復出来る程度のキズやへこみなら、それなりの設備と要員を持つ業者ならもっと簡単に修復出来ますから、手間の割にはそれほど大きく査定価格にプラスにはなりません。